【決算分析】Laboro.AI、中間期で営業利益200%超の成長

CF創出・M&A戦略に注目集まる

生成AI案件主軸に、Laboro.AI(グロース:5586)202410月〜20253中間売上979百万円(+37.3%)、営業利益205.9百万円(+205.3%)大幅増収増益達成。

営業キャッシュ・フロー275百万達し、潤沢資金基盤確保。4CAGLA買収し、グラフDB技術統合戦略進行だ。


利益案件拡大商用移行進展

売上前年同期比+37.3%979.1百万円。特に生成AI関連PoC案件から本格商用契約移行する動き立ち、受注単価・継続ともに改善傾向確認た。

営業利益前年9.5%から21.0%大きく上昇した。

収益構造要点(損益計算ベース)

  • 売上高:979,091千円(前年同期:713,172千円)

  • 売上原価:299,372千円(前年同期:239,692千円)

  • 売上利益:679,718千円(同+43.6%)

  • 費:473,794千円(同+16.7%)

  • 営業利益:205,924千円(前年同期:67,449千円)

伸び抑制ことで、利益成長寄与した。


営業CF275百万円、預金1800百万増加

営業キャッシュ・フロー前年同期30.2百万円→275.6百万大幅改善。損益計上ベースだけなく、債権回収・費用増加など運転資本改善奏功いる。

キャッシュ・フロー内訳(キャッシュ・フロー計算より)

  • 利益:206,955千円

  • 売上債権減少:+64,031千円

  • 費用・法人増加:+50,000千円

  • 法人支払:−27,653千円

  • 投資CF:−3,037千円(主に固定資産取得)

  • 財務CF:+5,337千円(新株予約行使)

預金残高推移:

  • 期末:1,523,398千円 → 期末:1,801,319千円


財務変化決算書から読み解く

以下貸借対照表・PL構造定量比較分析ある(20249月末→20253月末)。

資産構成変化

  • 資産:2,591,538千円 → 2,845,177千円(+253,639千円)

    • 預金:+277,921千円(CF改善による増加)

    • 売掛金・契約資産:−64,031千円(回収による減少)

    • 有形固定資産:−9,794千円(減価償却)

負債構成変化

  • 負債:200,221千円 → 306,419千円(+106,198千円)

    • 法人税:+41,726千円

    • 未払金:+36,758千円

純資産構成変化

  • 純資産:2,391,317千円 → 2,538,757千円(+147,440千円)

    • 資本金・資本準備金:それぞれ+2,668千円(新株予約行使)

    • 利益剰余金:+142,102千円(中間利益全額反映)


CAGLA買収によりDB技術統合へ、のれん影響今後判明

20254月、グラフデータベース開発手がけるCAGLA買収(取得対価:153百万円)。

統合向けアドバイザリー費用41.2百万計上おり、今後のれん・無形資産会計処理通期決算確定する見通し。

M&A概要:

  • 買収企業:株式会社CAGLA

  • 買収目的:AI×DB技術融合によるソリューション創出

  • 取得費用:現金153百万円+統合費用41.2百万円(概算)

  • 会計処理:のれん・受入資産期末時点確定


中期戦略・統合管理体制可視

Laboro.AIは、短期業績成長実現した一方で、中期企業価値向上は「事業拡大方向性」と「統合・投資実行性」われる。

注目トピック:

  • CAGLA統合進捗、技術連携ロードマップ

  • 営業CF投資方針(人材、研究、外販拡張など)

  • セキュリティ・AI倫理・ESG開示強化

  • 株主還元・資本政策方針整備


定量構造堅調、は「成長設計思想」

Laboro.AI10中間明確増収増益CF改善達成。収益性・健全性双方ポジティブ数値並ぶ一方、今後そのキャッシュどう投資し、どのよう収益創るわれるフェーズある。

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