株式市場 ラストワンマイル【中間決算分析】 2025年4月23日 売上41%増の裏にある戦略転換のリアル はじめに 株式会社ラストワンマイル(証券コード:9252/グロース市場)は、2025年2月期中間決算において売上収益74.1億円(前年比+41.6%)、営業利益7.0億円(+155.3%)、最終利益4.3億円(+141.2%)を記録した。連結子会社キャリア、SHCの貢献で売上・利...
株式市場 サイボウズ株式会社【決算分析】 2025年4月22日 クラウド成長とエコシステム拡大が支える高収益体制 はじめに サイボウズ株式会社(証券コード:4776)は2024年12月期の有価証券報告書を提出し、売上高297億円(前年比+16.7%)、営業利益49億円(+44.1%)、純利益35.5億円(+42.8%)と、クラウド事業を主軸とした安定成長を続けている。 中でも主力製...
株式市場 まぐまぐ、本店移転で問われる透明性 2025年4月22日 レガシー脱却型SaaS”としての評価軸を再検証 はじめに 株式会社まぐまぐ(証券コード:4059)は2025年4月15日、金融商品取引法第24条の4の2第4項に基づく「確認書」を提出し、2023年10月~2024年9月の会計年度に関する有価証券報告書の訂正を正式に届け出た。本店移転やIR体制の整理も重なり、同社にとって...
株式市場 ファーストリテイリング──2025年2月期 上期決算レビュー(半期報告書分析) 2025年4月21日 ファーストリテイリング、海外ユニクロとサステナ戦略がけん引 はじめに ファーストリテイリング株式会社(証券コード:9983)は2025年2月期上期の半期報告書を提出し、売上収益1兆7,901億円(前年比+12.0%)、営業利益3,042億円(+18.3%)、純利益2,335億円(+19.2%)と、上期として過去最高の業...
株式市場 株式会社アイモバイルを問う 2025年4月21日 表面は優良、しかし内実はどうか? 決算書が語る“静かな異常”の正体 はじめに ふるさと納税の「ふるなび」で知られる株式会社アイモバイル(証券コード:6535)は、潤沢な現金残高と高い自己資本比率を背景に、安定企業として評価されている。 しかし、有価証券報告書を5年分読み込むと、その表面の美しさとは裏腹に、決算書の奥底に...
株式市場 リンクバルはなぜゴーイングコンサーン(GC注記)を抜け出せないのか? 2025年4月18日 5年分の財務分析と“ベトナム子会社”問題から徹底追及する はじめに リンクバル(証券コード:6046)は、恋活・婚活領域を中心としたマッチングイベント事業「machicon JAPAN」などを運営する上場企業である。 しかし、同社は2020年9月期から5期連続でGC注記が継続しており、市場からの信頼を取り戻せずにいる。...
株式市場 【速報】サイバーエージェント、過年度5期にわたる会計修正 2025年4月18日 ガバナンスの盲点と「再信頼フェーズ」への転換 はじめに 株式会社サイバーエージェント(証券コード:4751)は2025年4月16日、金融商品取引法に基づき臨時報告書を提出し、2020年9月期から2024年9月期までの5年間にわたる連結業績を訂正する方針を明らかにした。不適切会計の対象は連結子会社であり、累積修正額は売上...
株式市場 マニー株式会社、中国自主回収と新工場投資のはざまで 2025年4月17日 製品品質と財務体質を問う2025年2月期上期レビュー はじめに 歯科・眼科・外科用の精密医療器具を手がけるマニー株式会社(証券コード:7730)は、2025年2月期上期(第66期中間)の半期報告書を提出した。 売上高は148億円(前年同期比+6.5%)と増収を維持する一方で、営業利益は41.7億円(同0.6%減)、経常...
株式市場 幻冬舎が保有比率を訂正 2025年4月16日 Aiロボティクス株に関する大量保有報告訂正の背景とは (訂正報告書レビュー|2025年4月3日提出) はじめに 2025年4月3日、株式会社幻冬舎および代表取締役の見城徹氏が共同で提出した訂正報告書(関東財務局宛)は、Aiロボティクス株式会社(証券コード:247A/東証上場)の株式に関する大量保有報告書(変更報告書No...
株式市場 株式会社ユーグレナ、有価証券報告書レビュー 2025年4月16日 「Sustainability First」の旗を掲げる独立系バイオベンチャーの現在地 (第20期 有価証券報告書|2024年12月期) はじめに 2025年3月28日に提出された株式会社ユーグレナ(証券コード:2931)の第20期有価証券報告書は、創業20年目の節目における営業黒字化とサステナビリティ経営の深化という...