【決算分析】海帆:コード3133

飲食会社”が、いつから“太陽光医療ファンド”か?

企業背景:居酒屋からまっ会社が、いま「ネ」と「医療」出しいる理由

株式会社帆(かいん)は、東海地方中心トロ居酒屋ブランド展開てい中堅飲食企業ある。

しかし、コロナ店舗急減し、近年では“業態転換”再生可能エネルギー事業・M&A・医療支援など急速進出いる

この方向転換可能したが、2022公募増資資金(手取金)ある。

そして今回、その資金使途の「訂正報告書」た──本稿は、その“中身”と“構造”解剖する。

訂正要点:2年越しかさた“資金使途ズレ”

訂正対象は、20223提出有価証券届出における「手取使途」ある。

当初予定では:

  • 地代家賃・資金費用:3.55

  • 運転資金(人件費・地代・等):7.5

  • 店舗改装・撤退・新規出店:24.43

という、飲食事業延命・構築使うはず資金が──訂正こうっている:

  • 店舗関連(改装・撤退・新規出店等):9.76円(大幅減)

  • M&A:3円(新設)

  • 太陽光発電子会社出資:9.68円(新設)

  • 医療設備取得目的した貸付:2円(新設)

    これにより、実に15近い資金が“飲食セグメント”転用構造明るみた。

20財務指標(20233期)概要】 ※訂正報告書基づく

  • 売上開示(飲食業単体構造把握困難)

  • 営業利益継続赤字(過年度は▲8.7円、傾向続く)

  • 利益過去複数連続赤字、資本政策しのぐ構造

  • 資産15~20規模

  • 自己資本比率30%未満(実質債務超過寸前水準)

キャッシュフロー構造(2022~2023年)】 ※IR情報基づく

  • 営業CF黒字できず(本業によるキャッシュ創出低)

  • 投資CF:▲9.68円(太陽光設備出資=資金拘束)

  • 財務CF一時公募増資依存(資本余裕なし)

  • 預金残高一時10超→現在規模減少傾向

 

投資実態と“前渡金”リスク

訂正報告書ば、9.68が「子会社出資」として支出が、その子会社は、事業(太陽光発電設備)展開する特定目的会社ある

しかし、ここなるは:

  • 太陽光設備本当に取得

  • それ収益いる

  • この資金実質に「前渡金」扱い

という資産性格ある。
現時点発電開始・収入発生・減価償却開始開示ある限り、この支出は**「資金拘束流動資産」=回収不能リスク含む**。


貸付──なぜ医療法人2も?

さらに驚くは、「会」なる医療法人貸付2円。
使途は“医療設備取得”いるが、

  • 医療法人返済能力どう担保するか?

  • 担保設定金利条件開示

  • 貸付契約締結日・返済期限不明

つまりこれは、投資ではなく“親密支援”可能性高い貸付あり、将来焦げ付きリスク極めて高い。

しかも、当該法人連結範囲あり、資金流れは“対外第三者支援”として処理いるこれは、会計処理回避なりかねない。


M&A3も“どこたか”不明

資金使途新たに「M&A資金」として3追加いるが、現時点で:

  • 買収対象企業名前

  • 買収完了時期

  • 取得価額PMI戦略

いずれ開示ていない。

これは、「資金支出したが、どこ使われ見えない」状態あり、IR説明責任として重大瑕疵ある。


訂正報告書”として意味──2遅れ自己否定

今回訂正報告書最大問題は、この変更2022開示から2ってようやくというある。

  • なぜ変更時点TDnet開示なかか?

  • 調達時に意図てい投資を“隠していた”ではないか?

  • 規制当局(財務局・証)なぜ指摘なかか?

これは、開示適時性・透明において重大ガバナンス問題あり、株主軽視構造兆候として批判れるある。


は“生き残るため手段なくた”か?

飲食企業としてスタートしたは、コロナ変貌した。
そして今やその資金多くは、「会社」「医療法人」「公開M&A」流れいる。
しかも、それ開示した2年後──それが“訂正”というあった。

この構造は、言い換えば:

公募増資資金が、株主説明しないまま業種流用た」

という事実ある。

これ再生物語か? それとも、延命ため資金操作か?
答えは、今後収益構造回収兆し見えるどうか決まる。

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