
| 提出者名 | 保有株数 | 保有割合 | 保有目的 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー Capital Research and Management Company |
9,083,452 | 4.91% | 純投資(日本国外投資信託向け) | 米国カリフォルニア州LA |
| キャピタル・インターナショナル・インク Capital International, Inc. |
469,900 | 0.25% | 純投資(機関投資家向け) | 米国カリフォルニア州LA |
| キャピタル・インターナショナル株式会社 | 259,000 | 0.14% | 純投資(投信・機関投資家向け) | 東京都千代田区 |
| 合計 | 9,812,352 | 5.31% | — | — |
本報告書はキャピタル・グループ傘下の3社が連名で提出するものであり、「提出者及び共同保有者の総数」は3名とされている。3社の合計保有割合5.31%が5%の閾値を超えたことが報告義務の発生要件となる。個別では Capital Research and Management Company の4.91%が最大であり、単独では閾値未満だが3社合算で義務が発生した構造となっている。なお本報告書では「共同保有者に関する事項」欄に「該当事項なし」とされており、3社はそれぞれ独立した提出者として扱われている。
本報告書は法第27条の26第1項に基づく特例対象株券等の大量保有報告書であり、3社いずれも保有目的として「純投資」を掲げ、重要提案行為の明記はない。取得の具体的な経緯・単価・資金内訳の開示は制度上不要であり、本報告書には当該情報が含まれていない。発行済株式の基準日は「2026年4月30日現在」と記載されており、義務発生日と同日の最新数値が使用されている。
キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー(Capital Research and Management Company)は1940年設立の米系大手投資顧問会社であり、アメリカン・ファンズ(American Funds)等の長期運用型ファンドブランドを擁するキャピタル・グループ(The Capital Group Companies, Inc.)の中核運用会社である。長期・集中・バリュー志向の運用哲学で知られ、日本の主要機関投資家の間でも高い認知度を持つ。
連名提出に参加するキャピタル・インターナショナル・インクは機関投資家向け、キャピタル・インターナショナル株式会社(東京、1986年設立)は日本の投資信託・機関投資家向けの運用を担い、3社はキャピタル・グループの多層的な運用ビークル体制の中で役割を分担している。3社の保有比率(4.91%・0.25%・0.14%)を見ると、Capital Research単独の保有が圧倒的に大きく、主要な意思決定と資金はCapital Researchに集約されているとみるのが自然だ。
代表:Donald H. Rolfe(秘書役)
連絡:クリフォードチャンス 東由梨
合計469,900株+259,000株
半導体材料・機能材料
発行済株式:184,901,292株
キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーを筆頭とするキャピタル・グループ3社がレゾナック・ホールディングスに合計5.31%の保有を公示した事実は、昭和電工と日立化成という2つの旧来型化学メーカーの統合が半導体材料という高成長事業を中核に据えた企業体として再定義されるプロセスに、長期・バリュー志向の大手米系機関投資家が正式に参入したことを示すものとして位置づけられる。重要提案行為を伴わない純投資としての参入ではあるが、9,812,352株という絶対規模と議決権行使の影響力は、レゾナックの中期的な経営規律と情報開示の質に対して一定の外部圧力として機能すると見るのが自然だ。
